初めて自分のスマホからNFCタグに書き込みしようとすると、失敗することがあります。
ここではよくある失敗事例とその対策について説明します。
なぜ、スマホで触っても反応しない?
NFCタグにスマホでタッチしても、何も反応しないことがあります。
「NFC Tools」で「読む」を選択してNFCタグにアクセスしようとしても、何も読めない(通信ができない)場合、いくつか原因が考えられます。
- スマホにNFCの機能がついていない(古い機種・古いOSのまま使用している)
- スマホカバーの影響で、NFCタグと通信ができない
- NFCタグ自体が壊れている
- スマホのタッチする位置が悪く、NFCタグと通信ができない
この中で一番原因として多いのが、「スマホのタッチする位置が悪い」ことです。
NFCは「Near Field Communication(近接無線通信)」の略です。
スマホとNFCタグが非常に近い距離で、始めて通信が成立します。
自分の持っているスマホが、どの位置で一番NFCタグと通信できるか、を知ることが重要です。
NFCが心地よく反応する、スマホの位置は?
NFCが反応する位置は、スマホによって異なります。
しかし、ある程度似たような場所に設置されていることが多いです。
iPhoneの場合は、スマホの上部・先端部にNFCのアンテナが搭載されています。
Androidの場合は、メーカー・機種によって様々ですが、多くはスマホの上部・カメラの横付近にNFCのアンテナが搭載されています。機種によってはNFCロゴ、あるいはFelicaなどのマークがある場所がNFCのアンテナが搭載されている場所になります。
スマホケースによってはNFCタグに当てる位置や角度などでも、細かい通信環境が変わりますので、是非ご自身で反応しやすい位置を探してみてください。
通信はできるが、書き込みNGとなるのは何故?
NFCタグに書き込みする時、通信はできるのに書き込みエラーが発生することがあります。
この原因の多くが、「書き込みデータサイズがNFCタグのメモリ容量より大きい」ことによります。
NFCタグに書き込みする時、「NFC Tools」では、URLなどのデータサイズが「書き込み」ボタンの横に表示されます。
このデータサイズが、書き込むNFCタグの容量に対して大きいと、データが収まらないのでエラーとなります。
書き込むデータサイズを少なくするには?
NFCタグに書き込むデータは主にURLが多いと思います。
このサイズを小さくするには、URLを短くする、短縮URLを生成するサービスを利用します。
有名な短縮URLサービスの一つに、「Bitly」があります。QRコード生成のときのURL短縮の際にも利用されます。
英語のサイトになりますが、フリープラン(無料)である程度の機能が使えます。
もし短縮URLが必要な場合は「Bitly」のフリープランを検討してはいかがでしょうか?
これで問題なく、NFCタグにデータ書込みできたでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!